ドイツの掃除メーカー「フォアベルク(Vorwerk)」から、お掃除ロボットが登場しました。その名も「コーボルト VR100」。
まずは、聞き慣れないフォアベルク社について、ご紹介します。
フォアベルク社は、ドイツでは認知度の高い130年以上の歴史のある掃除家電メーカーです。フォアベルク社の製品は世界70か国で販売されていて、ドイツでは4軒に1軒の割合で使用されています。
ドイツ ブッパータール市に本社があるフォアベルク社ですが、もともとはカーペットメーカーとして1883年に創業されました。
1930年にカーペットを掃除するための家庭用掃除機を開発したことから、掃除家電を展開するように。現在では、部屋中を掃除するためのさまざまな掃除家電を発売しています。
また、ドイツといえば環境に配慮した製品やアレルギーに配慮した質の高い製品が多くつくりだされていますが、フォアベルク社の掃除機もアレルギーのある方にとても好評です。
コーボルト掃除機を使ってみて、本当に身の周りの人達に、これが本物の掃除機だよ!と教えてあげたいと思いました。特にアレルギー、ハウスダスト等で困っている方には、ぜひ使ってみてほしいと思います。お家の中でのアレルギー、ハウスダストにはコーボルト掃除機しかないと思います。
コーボルトの掃除機に出会い、デモンストレーションを見て、ごみのとれる量の違いも、掃除機をかける前とかけた後の違い等も全然違い驚きました。そして目には見えないものがこんなに沢山あることにも驚き、改めて掃除機の大切さを知りました。2歳になる子供がいるのですが、たまに寝る前など痒いと体をかいている時があるので、子供の為にもハウスダスト対策で、コーボルトの掃除機を選ばせていただきました。
エレクトロニクス製品に定評のあるドイツのメーカーからのお掃除ロボット。期待できそうですね。評判も上々です。
価格は78,750円。
ルンバと比較して、少々高めの値段設定になっています。
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実は「コーボルトVR100」は、フォアベルクが単独で開発した製品ではありません。
ルンバのメーカーとして知られているiRobot社のライバルとして有名なNeato Roboticsと共同で開発したものが、コーボルトVR100です。
フォアベルクとNeato Roboticsは、日本に参入するために2012年に業務提携を発表し、お掃除ロボットの共同開発をすることで合意していました。
コーボルトが、Neato Roboticsの代表機種「XV-11」とそっくりなのがわかります。
参照:ルンバのライバルが2013年に日本上陸!Neato XV-11の実力
つまり、ルンバ(iRobot) VS コーボルト(フォアベルク・Neato Roboticsの連合軍)という図式が成り立ちます。
フォアベルクのコーボルトVR100は、多くの製品比較テストで最高得点をマークしたとされています。
事実、オンラインマガジン「Netzwelt」や、ドイツのコンピューターポータル「PC-Welt」などで、数々の賞を受賞しています。
コーボルトVR100は、光学センサーとレーザーナビゲーションを使った「空間検知システム」を搭載しています。
このシステムによって、お部屋の状況を認識できるのです。
空間把握をおこなうことで、段差や障害物を回避し、机、いす、家具を認識して、それに沿う形で綺麗に掃除をしてくれます。
また、掃除開始時に部屋全体を把握するので、無駄な動きがなく、効率的に掃除をすることが可能です。フォアベルクによると「一定面積の掃除においては、業界最短の清掃時間」なんだとか。
カーペットなど、室内の段差は2cmまで乗り越えることができます。
お掃除ロボットによっては、1cm~1.5cm以上の段差を超えられない機種も多く、その場合ロボットは障害物と認識し、止まってしまいます。
2cmの段差を超えられるコーボルトは、iRobot社のルンバに匹敵する性能を持っています。
室内にカーペットや電源コード等の段差が多いという方は、「何センチの段差まで超えられるか?」も製品を選ぶ上での大切な項目になります。
お掃除ロボットの中には「自動充電機能」を搭載しているものがあります。
掃除が終わったり、バッテリーが切れそうになると、自動で充電ステーションに戻って充電を開始するものです。
コーボルトVR100がすごいのは、「バッテリーが切れそう ⇒ 自動充電開始 ⇒掃除再開」の3つのステップがこなせることです。
掃除の途中に電池が切れそうになった場合、一旦充電施設に戻って充電を開始します。
充電が終わると、掃除を中断していた場所に戻って、掃除を再開します。賢いです。
お掃除ロボットには掃除してほしくない場所ってあります。
玄関に段差がないお部屋の場合、ロボットが脱走してしまうこともあります。
そのようなときに役立つのが、「侵入制限機能」です。
コーボルトVR100では、付属の「磁気テープ」を使って、特定の場所への侵入を制限することが可能です。
ちなみにルンバでは、「バーチャルウォール」というものを使いますが、これと同じ機能です。
コーボルトVR100には、高度なコンピューターが内蔵されています。
このソフトウェアは日々、フォアベルクのエンジニアの手によって改善されており、オンラインを通じてソフトウェアをアップデートすることができます。
定期的にアップデートすることで、機能改善がおこなわれるので、購入後も時が経つに従って性能がUPします。
これまでにも、スキャン能力の工場や、障害物検知の性能がアップデートされています。
デザインやメカニックで世界をリードするドイツ。
コーボルトVR100もまた、ドイツらしいスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
お掃除ロボットの上部に液晶パネルを搭載。
ボタンひとつで清掃を開始することができ、直感的で簡単な操作で、タイマー機能もセットできます。
日本では認知度が低いコーボルト掃除機。コーボルトVR100の口コミを集めました。
「期待通り」でした。
といっても事前にいろいろネットで比較して、それなりにハイレベルな期待をしての導入だったので「なかなかやるな」という感じです。決してロボット掃除機として安い価格帯ではないので、納得いく実力でほっとしました。引用:あかしょーメモ
ロボット掃除機を今までにルンバ3台、ccp2台と使用してきましたが、どれも「ロボット掃除機高級オモチャ」と言うカテゴリーでしたが、このvr100は本物の掃除機でした。吸い込みの風量・風力が次元が違います。コード付キャニスター式掃除機のそれと何ら変わりません。
静音性は、静粛とはいえません。ちょうど、従来の掃除機のようなモーター音に走行音が加わるので、隣の部屋で誰かが掃除機をかけているような音に聞こえます。ただし人間がかけるよりはややおとなしい音です。昼間はさほど気になりませんが、夜に稼働させるとちょっとうるさいかもしれません。
見た目はほぼ「体重計」です。幅・奥行 340mmは、もう少し小さくてもよいと思いますがわが家では許容範囲。高さ 100mmは他社より不利ですね。
段差については、カタログ通り2cmは軽々と乗り越えていきます。扇風機の台座にまで乗り上げようとするのは予定外なのでちょっと困りますが(笑)。
引用:あかしょーメモ
吸い込み能力や清掃能力は、かなり高そうです。カーペット掃除機づくりから始まった技術は、お掃除ロボットにも活かされているようですね。
音は他のお掃除ロボットと同じレベルと思われます。段差を乗り越える能力が高そうですね。他のお掃除ロボットは、カタログで公表しているレベル以下の段差乗り越え能力であることが多いので、これは強みといえます。段差乗り越え能力はお掃除ロボット選びにおいて重要です。
製品名 | フォアベルク コーボルトVR100 |
参考価格 | 78,750円 |
カラー | ホワイト |
本体サイズ | 幅340mm x 高さ100mm |
重量 | 約3.7kg (付属品を除く) |
集じん方式 | ダストビン式 (紙パックはいりません) |
集じん容量 | 0.4リットル |
連続運転時間 | 約60分 |
充電時間 | 約1.5時間 |
消費電力 | 42W (充電時) |
付属品 | 充電ステーション サイドブラシ 磁気テープ |
ルンバ(iRobot)
元祖掃除ロボットメーカーのiRobot社。大人気のルンバはシェアNo.1。
ココロボ(シャープ)
シャープが開発した純国産のお掃除ロボット。プラズマクラスター搭載
スマーボ(東芝)
日本発の東芝製お掃除ロボット、その名はスマーボ。
コーボルト(フォアベルク)
ドイツの掃除機メーカー、フォアベルクのコーボルトが日本上陸。
ロボットクリーナー(ツカモトエイム)
ニトリや日本直販で売られている掃除ロボット。キティちゃんモデルも。
ラクリート(CCP)
CCPのラクリート(LAQULITO)シリーズは省エネ設計の自動掃除ロボット。
クレモン(モニュエル)
「トレたま」でも紹介されたお掃除ロボット「クレモン」シリーズ。
ホームボット(LG電子)
韓国の電機メーカー、LG電子がついに掃除ロボットを開発。
マミロボット(マミロボット)
韓国のマミロボット社は、カラーバリエーション豊富な6色展開。
ロボクリーナー(ANABAS)
ユニーク商品を手がけるANABAS社の除菌もできるロボクリーナー。
E-CLEAN(ASUS)
PCメーカーとして知られるASUSの子会社が作るロボット掃除機。
その他メーカー
スリーアップ のモッピー(MOPPY)など、さまざまなメーカーの掃除ロボット