東芝のロボット掃除機「スマーボ(Smarbo)」が、新しく「スマーボV(スマーボ ヴイ)」として新発売されます。
発売予定日は2012年9月1日ですが、すでに主要な機能はプレスリリース等を通じて公開されているので、まとめておきます。
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スマーボVでは、2つの人工知能を搭載することで、清掃能力を飛躍的にUPさせました。
人工知能を使って部屋の空間を把握したのちに清掃ルートを記憶し、同じ場所を縦から、横から、それぞれ2回ずつ、合計4回掃除します。
同じ場所を4回キレイにすることで、ゴミの取りこぼしがなく丁寧な掃除ができます。
スマーボのコンセプト「ムダなく、かしこく、美しく。」にピッタリですね。
なお、前モデルは韓国のサムスン電子のOEM製品でしたが、今回も同じくサムスン社のOEM製品となります。
スマーボVの元となっているモデルは「Samsung Navibot sr 8980」(日本未発売)です。
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前機種のスマーボのラインナップが1機種だけだったのに対し、スマーボVは上位モデルと下位モデルの2種類に分けられています。
上位機種は約9万円、下位機種は8万5千円前後での販売価格となっており、お掃除ロボットの中ではやや高めの値段設定です。
冒頭でも紹介した、2つの人工知能を使った「ナビゲーションテクノロジー」は、東芝 スマーボVの一番の特徴です。
スマーボVは2つのCPUと、45個ものセンシング機能を搭載しています。
人工知能と付属のカメラを使って、部屋の空間を把握し、最適な清掃ルートを自分で考え、記憶します。そしてムダのない動きで同じ場所を縦2回、横2回の合計4回掃除するのです。
iRobot社のルンバがジグザグのランダムな動きをするのに対して、スマーボは直線的な動きをします。
清掃能力を上げるため、前モデルのスマーボよりも吸い込み口を大きくし、新開発されたパワーブラシを使って掃除します。
スマーボVでは、ルンバにはないモップ(マイクロファイバークロス)を使ったフローリングの「拭き掃除」にも対応しています。
ゴミセンサーには赤外線を採用し、ゴミが多い場所は念入りに掃除してくれます。
個人的に一番気になっているのがこれ。
東芝 スマーボVの高さ(身長)は8cmであり、実は現時点で販売されているどのロボット掃除機よりも低いんです。(ちなみに、ルンバは9.2cm、シャープのCOCOROBOは9.6cmです)
お掃除ロボットの背が低いということは、ソファやベッドの下など、どんな場所にも入っていくことができて、人間の手では掃除しにくい場所までスムーズにキレイにしてくれます。
最近では「ルンバブル」と言って、お掃除ロボットに合わせて足の高いベッドなどを買う人もいるぐらいなので、自動掃除機の背が低いというのは、購入を考える上でとても重要なポイントなのです。
スマーボVには12個のセンサーが搭載されており、45個のセンシング機能(センサー機能)を使って部屋のあらゆる障害物を判断します。
階段や玄関の段差はしっかり認識できるので、階段から落下して故障することはありません。
これはその他の自動掃除機にも搭載されている機能です。
そして、逆にマットのような敷物の上は乗り越えることができます。
スマーボVは、1.5cmまでの段差を超えることが可能です。
ルンバではお馴染みのバーチャルガードが2個、標準で付属します。
バーチャルガードとは、お掃除ロボットが立ち入ってほしくない場所に置く、赤外線を使った「仮想の壁」です。
ペットのトイレや段差のない玄関などにバーチャルガードを置いておくことで、ロボット掃除機に「立入禁止区域」であることを知らせます。
何もしないと、そのまま外に「脱走してしまう」なんてこともありますから^^;
溜まったゴミは、ダストボックスを外して簡単に捨てられます。
ダストボックスと、付属のフィルターは、丸ごと水洗いOK。
モップ(マイクロファイバークロス)も水洗いして何度も使えるので衛生的です。
フィルターが水洗いできないものは、フィルターの目詰まりが悪化しやすく、フィルターを早めに買いなおす必要がでてくるので、フィルターを水洗いできるということは維持コスト面でもお得です。
設定した時間に自動的に掃除を開始するタイマー機能や、毎日同じ時間に自動的に掃除をはじめるデイリー機能も搭載しています。
充電が切れそうになると、床に設置した充電施設(ホームベース)に自動的に戻る機能が付いているので、事実上、一度設定をしておけばあとは一切触らなくても部屋がキレイを保ち続けられるのです。
パールホワイトの上位機種(VC-RB8000)と下位機種(VC-RB7000)の違いは以下のとおりです。
製品名 | VC-RB8000 | VC-RB7000 |
定価 | 9万円前後 | 8万5千円前後 |
カラー | パールホワイト | ブラック |
バーチャルガード | 1個付属 | 2個付属 |
交換用フィルター | 1個付属 | なし |
付属電池 | 単一4本、単四2本 | 単一2本、単四2本 |
付属電池の個数に違いがあるのは、バーチャルガードの付属数に違いがあるからです。
販売価格には5,000円の差が付けられていますが、バーチャルガードと交換用フィルターの有無は結構大きいと思うので、この2機種を比較する限りでは、上位機種のコストパフォーマンスは高いと思います。
引用元:価格.com (http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000406866/#tab)
薄く広がる椅子の足に乗り上げ身動きをとれなくなる事態が毎回発生しております。
どうも1cm程度の高さしかない場合、認識できず何度も突進し最後には乗り上げ
身動きができなくなるようです。
デモモードに疑問をもった私。近くにいた東芝の販売員さんにデモモードについて質問。
その販売員さんが言うには「スマーボは1メートル以内のせまい場所に入りこむとエラーが発生したり方向間隔がわからなくなる。家電量販店はスペースがないので1メートルを確保できない。デモモードだと問題なく動く。お客様が購入した商品はデモモードにはできない。」
これを聞いてア然としました。
デモ機の動きと実際の商品の動きが違うということになります。家の中には1メートル以内の空間がたくさんあるのに…。
電気コードとか引っ掛かりそうなものあらかじめ片付けておけば、スムーズに掃除してくれています。
音もそんなに気になりません。
残念ながら、良い口コミよりも、いまいちといった口コミが多いように感じました。
狭いところでエラーが発生するという口コミが気になります。
製品名 | スマーボV(VC-RB8000・VC-RB7000) |
定価 | オープン価格(9万円程度・8.5万円程度) |
カラー | パールホワイト・ブラック |
本体サイズ | 幅350mm x 高さ80mm |
重量 | 約3.2kg |
運転音 | 56dB(標準)、52dB(マナーモード) |
集じん方式 | ダストボックス式 (紙パックはいりません) |
充電時間 | 約3時間 |
掃除モード | 自動・スポット・節電・手動 |
最長運転時間 | 60分 |
消費電力 | 40W |
付属品 | バーチャルガード 交換用プリーツフィルター 充電器 モップ(2枚) モッププレート お手入れブラシ リモコン 乾電池 説明書 使い方ガイド |
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ルンバ(iRobot)
元祖掃除ロボットメーカーのiRobot社。大人気のルンバはシェアNo.1。
ココロボ(シャープ)
シャープが開発した純国産のお掃除ロボット。プラズマクラスター搭載
スマーボ(東芝)
日本発の東芝製お掃除ロボット、その名はスマーボ。
コーボルト(フォアベルク)
ドイツの掃除機メーカー、フォアベルクのコーボルトが日本上陸。
ロボットクリーナー(ツカモトエイム)
ニトリや日本直販で売られている掃除ロボット。キティちゃんモデルも。
ラクリート(CCP)
CCPのラクリート(LAQULITO)シリーズは省エネ設計の自動掃除ロボット。
クレモン(モニュエル)
「トレたま」でも紹介されたお掃除ロボット「クレモン」シリーズ。
ホームボット(LG電子)
韓国の電機メーカー、LG電子がついに掃除ロボットを開発。
マミロボット(マミロボット)
韓国のマミロボット社は、カラーバリエーション豊富な6色展開。
ロボクリーナー(ANABAS)
ユニーク商品を手がけるANABAS社の除菌もできるロボクリーナー。
E-CLEAN(ASUS)
PCメーカーとして知られるASUSの子会社が作るロボット掃除機。
その他メーカー
スリーアップ のモッピー(MOPPY)など、さまざまなメーカーの掃除ロボット