シャープのお掃除ロボット「ココロボ」に、新しいラインナップ(発売日:2013年12月5日)が加わりました。
これまでは、最上位機種がRX-V100でしたが、今回登場したRX-V200は大幅な機能追加が行われ、事実上の最上位機種となっています。※注:記事作成 2014年2月現在。現在(2016年7月時点)の最上位機種は、RX-V95A です。
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従来のフラッグシップモデルだった、RX-V100と、RX-V200では、どこが進化したのか、比較してみたいと思います。
RX-V100よりもほんの少しだけ大きな作りとなっています。
大きさはほとんど変わりませんが、3mm身長が高くなったことで、ベッドの隙間には入り込みにくくなったと言えます。
しかし、重量は大幅な軽量化を実現している他、連続運転時間が大きく伸びたことによって、RX-V100では25畳しか掃除できませんでしたが、RX-V200では40畳もの部屋を一度に掃除できるようになっています。
新機能については後述します。
カラーバリエーションはゴールド1色展開なので、どうしてもホワイトカラーが欲しい人は、RX-V100など、他の機種を選択するしかありません。
RX-V200では、ココロボを爆発的人気に押し上げた「ボイスコミュニケーション」がさらに進化し、「クラウド音声コミュニケーション」などが追加されています。
掃除で部屋をキレイにするだけでなく、ロボットペットのように愛着のあるロボット掃除機、これがシャープ ココロボの大きな魅力と言っていいでしょう。
ココロボは、「しゃべるお掃除ロボット」として人気です。
電源操作をしなくても、「キレイにして!」と声をかけると「ワカッタ!」と返事をしてくれ、掃除を始めます。
また、「おはよう!」と声をかけると「オハヨウ!」と返してくれたり、充電が満タンになると「回復!」などと言って自分の状態を声で表現してくれます。
大きな段差を検知すると、「オットット」と言って、愛嬌たっぷりです。
また、RX-V200で新しく追加された「クラウド音声コミュニケーション」では、その時の状況に応じて、さまざまな情報を私たちに教えてくれます。
例えば天気予報。
「今日の天気は?」と声をかけると、それに反応する形で「今日の天気は雨、お出かけには傘があれば安心です。」といった情報を、声で知らせてくれるのが、クラウド音声コミュニケーションの特徴です。
また、「ココロボ注意報」として、「お部屋の温度と湿度がどんどん高くなってきているよ。」など、部屋の状態もお知らせしてくれます。
ココロボRX-V200では、従来のRX-V100よりも連続運転時間が増加しました。
しかし、運転時間の増加だけでは、これまで25畳が限界だった掃除可能な範囲を40畳まで増やすことはできません。
RX-V200に新しく搭載された「スマートお掃除」では、掃除を始める前にセンサーを使って部屋の広さを測定します。
また、掃除をしながらどれぐらいの距離を走行しているのかも把握します。
これまでのお掃除ロボットは、同じ場所を何度も掃除したりと、非効率な動きをすることが多いデメリットがありました。
また、掃除が終わると自動的に充電施設に戻るのがお掃除ロボットの特徴ですが、途中でバッテリーが切れてしまい、充電施設に戻れず停止しているケースも少なくありませんでした。
そういった部分が逆に愛着がある。とも言えますが、シャープのRX-V200ではそのようなことはなく、効率的に賢くお掃除をしてくれます。
効率的に広範囲の部屋を掃除し、充電が切れる前にしっかりと充電施設に戻ってきてくれるスマート男子(女子かもしれませんが)も、頼れる存在でいいですよね。
RX-V200のもう一つの目玉機能として「遠隔家電コントロール」があります。
これはリモコンでココロボを操作できるといった簡単なものではありません。
まず最初に、ココロボに家電の赤外線信号を登録しておきます。
テレビや空気清浄機、クーラーや蛍光灯の電気など、電源がある家電が登録可能です。
一度登録が完了すると、あとはそれらの電源の操作はすべてココロボがおこなってくれます。
操作はスマートフォンの専用アプリを使います。
つまり、リモコンが届かない2階の部屋から1階のクーラーの電源を入れたり、外出中に電源を切り忘れた部屋の電気をココロボに切ってもらったり、または家に帰宅する前にココロボにクーラーの電源を入れておいてもらうことで、帰宅したら部屋が冷えている状態を実現できるのです。
ココロボを使って、あなたがどこにいてもスマホひとつで部屋の家電を操作できる、これが「遠隔家電コントロール」の魅力です。
ココロボは、コミュニケーション機能が評価されがちですが、実は高い清掃能力を誇っているお掃除ロボットでもあります。
ターボファンは毎分14,000回転し、部屋の隅々からホコリを集めます。
集めたホコリを、サイドブラシや回転ブラシを使って吸い上げます。
ココロボの開発者の方のインタビューでは、清掃能力にも非常にこだわって作られており、業界最高峰の吸引力を誇っているのだそうです。
製品名 | ココロボ(RX-V200) |
定価 | オープン価格(販売価格は9万円程度) |
カラー | ゴールド |
本体サイズ | 幅304mm x 高さ99mm |
重量 | 約2.7kg |
集じん方式 | ダストボックス式 (紙パックはいりません) |
充電時間 | 約4時間 |
最長運転時間 | 120分 |
付属品 | リモコン、充電台、クリーニングブラシ、交換用サイドブラシ1セット(2個)、バンパークッション |
動画では想定価格13万円と書かれていますが、Amazon.co.jpなどのネット通販では、9万円を切る価格で販売されています。
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ルンバ(iRobot)
元祖掃除ロボットメーカーのiRobot社。大人気のルンバはシェアNo.1。
ココロボ(シャープ)
シャープが開発した純国産のお掃除ロボット。プラズマクラスター搭載
スマーボ(東芝)
日本発の東芝製お掃除ロボット、その名はスマーボ。
コーボルト(フォアベルク)
ドイツの掃除機メーカー、フォアベルクのコーボルトが日本上陸。
ロボットクリーナー(ツカモトエイム)
ニトリや日本直販で売られている掃除ロボット。キティちゃんモデルも。
ラクリート(CCP)
CCPのラクリート(LAQULITO)シリーズは省エネ設計の自動掃除ロボット。
クレモン(モニュエル)
「トレたま」でも紹介されたお掃除ロボット「クレモン」シリーズ。
ホームボット(LG電子)
韓国の電機メーカー、LG電子がついに掃除ロボットを開発。
マミロボット(マミロボット)
韓国のマミロボット社は、カラーバリエーション豊富な6色展開。
ロボクリーナー(ANABAS)
ユニーク商品を手がけるANABAS社の除菌もできるロボクリーナー。
E-CLEAN(ASUS)
PCメーカーとして知られるASUSの子会社が作るロボット掃除機。
その他メーカー
スリーアップ のモッピー(MOPPY)など、さまざまなメーカーの掃除ロボット