自動お掃除ロボットとして有名なルンバ。
その最新機種「ルンバ980」が今、掃除家電業界で話題になっています。
現在、テレビCMやネットCMでも頻繁にルンバ980の宣伝をしているので、目にした方も多いのでしょうか?
そんなルンバ980ですが
いったいどこがすごいのか?
従来のルンバと何が違うのか?
史上最強と言われている清掃力の実態とは?
ルンバ980の気になる部分を紹介していきましょう。
よくルンバ980は賢くなったと耳にしますが、お高い買い物ですからね。ちゃんと機能が理解した上で購入したいところです。
特にルンバ885をすでに持っている方は、買い替えるほどのものなのかということも知りたいと思います。
それではルンバ980とルンバ885はなにが違うのか具体的に紹介していきましょう。
カメラ搭載で清掃効率UP
ルンバ980から導入された機能に「iAdapt 2.0 」というものがあります。簡単に言うとカメラ機能とフロアトラッキングセンサーという部屋の構造をルンバが覚える機能です。
この新機能のおかげでルンバ885に比べて約半分の時間で掃除ができるようになったのです。
清掃面積も部屋の条件によりますが、約4.5倍広がったという実際に使ったユーザーの声が上がっています。
従来のルンバはランダムに行き来して掃除していたのを、ルンバ980は直線を雑巾がけしていくように清掃します。これはカメラとセンサーのおかげで一度掃除した場所をルンバが記憶しているので、無駄に同じ場所を掃除しなくなったからです。
人間に例えるならルンバ885が小学校低学年の子が無邪気に大雑把な雑巾がけをしているとしたら、ルンバ980は日々生活に追われている主婦が効率よく雑巾がけをしているような感じでしょうか。
吸引力がアップ
ルンバ980は吸引力がパワーアップしています。単純なことですが、一番大事な機能でしょう。
上記でも説明したiAdapt 2.0の力によるものが大きいです。
今までルンバはランダムに移動をしていたので、一度吸ったゴミがダストボックスから散乱しないように吸引力を抑えていたようです。
それがiAdapt 2.0の力で同じ場所を掃除しなくてよくなったので、遠慮なく吸引することができるようになりました。
そしてCMで見た方も多いと思いますが、じゅうたんでは底面に搭載されたカメラにより自動的にブーストしてゴミをよく吸い取るようになっています。
ここでもカメラが大活躍です。
外出先でも清掃できる。スマホやiphoneで操作可能に
ルンバ980はAndroid などのスマートフォンやiPhone をリモコンとして使うことができます。
ルンバ885では付属のリモコンで操作をするので、家にいる時しか遠隔操作ができませんでしたが、ルンバ980ならば自分の携帯で操作が可能なのでいつでもルンバに掃除をさせることが可能になりました。
ルンバ980が今までのルンバよりパワーアップしていることが分かったところで、実際にどんな機能や特徴があるのかをピックアップしていきたいと思います。
ルンバ980が誇る主な機能は以下になります。
この5つがルンバ980で注目したい機能です。
これらの機能すべてにいえるのが、今まで決められたことしかできなかったルンバが、自分で考えて行動する力がついたことにより
使用する私たちの負担を軽減してくれるための機能といえるでしょう。
続いてこれらの機能を細かく紹介します。
ルンバ980の賢さの象徴とも呼べる機能がiAdapt® 2.0です。
ルンバ本体に搭載されたカメラとフロアトラッキングセンサーなどの多彩なセンサーにより、清掃する部屋を記憶します。
この学習機能のおかげで、まだ掃除してない場所を把握して効率よく掃除してくれるようになりました。
効率がよくなるということは、稼働時間内に掃除できる場所が増えたということですので、清掃範囲も従来のルンバより広範囲になっています。
清掃できる面積は最大112畳(185㎡)まで可能とのことです。
しかも、部屋のマッピングをルンバ自身ができるようになったので、充電をするためにホームベースに戻る軌道が一直線に戻るようになりました。
今までは迷子になりながら時間をかけて戻っていたので、これに清掃時間を取られて清掃効率が下がっていたことを考えると、時間と電気代の節約にも貢献していますね。
また、iAdapt® 2.0のおかげでリビングやキッチン、寝室をはじめ、入り組んだ廊下や家具の下まで、すべての部屋をすみずみまで状況判断して清掃してくれるスーパーお掃除ロボットに進化しています。
私たちの部屋って床だけじゃあないですよね。和室もあれば、じゅうたんやラグを敷いている部屋だってあります。
ルンバ980はそんなあらゆる部屋の状況に応じて、AeroForce®(エアロフォース)が清掃力を発揮してくれます。
まず、部屋の状況は上記のiAdapt® 2.0が認識。
そして、必要に合わせて特殊素材のローラーでゴミを浮き上がらせ、ハイパワーモーターが生み出す気流で、ルンバ内部に真空状態を作りだし、フローリングや、カーペットの髪の毛、ハウスダストなどを取り除くようです。
これらを助けている機能が「ハイパワーモーターユニットG3」と「カーペットブースト」の2つです。
ハイパワーモーターユニットG3は従来のルンバの10倍の吸引力が可能になった動力源で、カーペットブーストはじゅうたんやラグの上にルンバが乗ると自動で吸引力を10倍まで引き上げてくれる機能になっています。
これで、掃除が困難だった場所も確実できれいに清掃ができるようになったのです。
もちろん、吸引力だけが清掃力アップの秘訣ではありません。他にも
など、状況に合わせて最適な清掃をしてくれるようになりました。
今までルンバが抱えていた「段差問題」もルンバ980ではかなり解消されています。
段差落下問題
今まではバーチャルウォールで進行禁止場所を設定して、落下地域にルンバが行かないように設定をしていました。
それが、ルンバ980は底に付いているカメラが進行方向を認識してくれるので、自分で落下地域を認識して避けるようになったのです。
段差乗り越え問題
ラグやじゅうたんを乗り越えられるかどうかは家の清掃において超重要問題です。むしろここをやってほしいのにって思うことでしょう。
ルンバ980は段差を発見した場合、何とか登る努力をするようになっています。
今までは、乗り越えられない場合はあきらめて別の場所を掃除していたルンバでしたが、ルンバ980は登れなかった場合、斜めに再アタックしたりなどして段差を上ります。
色々な角度から再アタックすることにより、高確率でラグやじゅうたんの登り切りお得意の吸引力アップ機能で清掃してくれる愛らしい姿を見せてくれます。
賢くなったルンバ980は私たちの必需品スマホやiphoneで操作可能になりました。
どうやって操作をするかというとiRobot® HOME アプリを使用します。
使い方も簡単
スマホであればGoogle Play。iphoneであればAppStoreで「iRobot® HOMEアプリ」をダウンロードして設定するだけです。
別の部屋にあるルンバを遠隔で操作したり、清掃モードの設定、スケジュールの管理も可能とのことなので、利用者のライフスタイルに合わせてルンバを動かすことができます。
従来のルンバは専用のリモコンで遠隔操作できましたが、これは自宅にいないと使用ができません。正直ちょっと楽できるぐらいの効果しかなかったわけです。
このアプリのおかげで外出先でもルンバを操作できるようになりましたので、急なお客様が来たり、友達が遊びに来ることになったという状況になっても、指一本でルンバに掃除をお願いできるという嬉しいことも可能になりました。
スケジュール機能も搭載され、決まった時間にルンバに掃除させることもできるので、毎朝ルンバの掃除の音で起こしてもらうなんていう、新しい朝の目覚めも体験出来るかもしれません、
なんにしても、「iRobot® HOMEアプリ」のおかげで、自分の理想にあったルンバの使い方ができますので、かなり便利なお掃除マシンに進化したといえます。
ルンバ980に付属されているデュアルバーチャルウォールもパワーアップしています。
従来のように、ルンバを進行させたくない場所に直線の赤外線を発射して進入禁止を設定するモードと、今回新しく搭載された「ヘイローモード」という直径約1.2メートルの円形で進入禁止エリアを作るモードが加わっています。
ヘイローモードはデュアルバーチャルウォールの周りを円形で進入禁止バリアを作るので、ペットの水飲み場など直線では防ぎずらいエリアをカバーすることが可能です。
よく動画サイトなどでルンバとペットが仲良くしている微笑ましい映像がアップされていますが、このデュアルバーチャルウォールを使えば、ペットを飼っている人ならではのルンバの悩みも解消してくれます。
製品名 | iRobot ルンバ980 |
参考価格(税抜き) | 980(125,000円) |
カラー | ブラック |
本体サイズ | 幅353mm x 高さ92mm |
重量 | 約3.9kg (バッテリー含む) |
集じん方式 | ダストビン式 (紙パックはいりません) |
清掃時間 | 最大120分 |
稼働面積 | 最大112畳(185㎡) |
バッテリー持続時間 | 約120分 |
充電時間 | 約3時間 |
消費電力 | 1時間1円 |
付属品 | ルンバ本体 バッテリー(内蔵) ホームベース デュアルバーチャルウォール×2 交換用ダストカットフィルター×2 交換用エッジクリーニングブラシ×2 電源コード 乾電池 |
しかし、少しでも安く購入できるならしたいでしょう。
そんなときは通販サイトなども検討したいところだと思いますので、有名どころの通販サイトでルンバ980の価格を調べました。
新品で113,260円、中古で87,000円で出展されています。
中古の価格なら従来のルンバの公式価格と近いので、手を伸ばしやすそうです。
しかし、激戦が予想されますので、定期的にチェックした方がよさそうです。
楽天では新品が107,560 円で多数出展されています。公式価格で購入するよりはいくらか安く購入できます。
ポイントも貯まりますし、検討していいと思います。
※2016年6月時点の金額
こう見てみると、通販サイトで購入したほうがお財布に優しいといえるでしょう。
しかし、類似品なども出回ってくる可能性がありますので、慎重に内容確認をするなどの注意も必要です。
類似品にさえ気を付ければ、ルンバ980の購入は通販サイトがおすすめです。
ここまで説明してきたことが、下記の動画でわかりやすく紹介されています。
家電も家族になる時代になったと感じさせるほっこりする動画です。
ルンバ980の紹介をしてきましたがいかがだったでしょうか?
バージョンが800から900になっただけあって、性能は大幅にアップしています。
やはり、カメラが搭載されたことでルンバ自体の行動がスマートになって効率的になったことと、アプリで遠隔操作できるというのが大きいです。
今ままでのルンバはがむしゃらに掃除してたので、時間もかかってました。
ルンバ980からは無駄なく清掃するので時間も電力も大幅カットにつながってますし、その分広範囲かつきれいに清掃してくれるならいうことなしだと思います。
アプリのおかげでルンバの操作も、より細かく簡単にできるようになりましたし、現代的になったなと感心してしまいますね。
ただ、機械なので気を付けたいことももちろんあります。
カメラが上部と底面にあって、これのおかげで効率的な清掃ができるのですが、このカメラのレンズが汚れたりしているとうまく起動しないときがあるようです。
ルンバにペットのネコちゃんが乗ってしまうものなら、機能は完全に失われます。
それでも、エラーで動かなくなるということもなく、従来のルンバシリーズと同じ動きになるだけのようです。
デュアルバーチャルウォールを設定しておいておけば段差から落っこちるというのも防げますし、多少のデメリットもカバーできるので付き合い方を覚えれば特に不便なこともないでしょう。
これからルンバ購入を考えている方は断然ルンバ980がおすすめです。
従来のシリーズから買い替えを考えている方は、自分のライフスタイルと上記のルンバ980の機能を照らし合わせて検討してみるのが良いと思います。
さらに進化したルンバ980、買って損はないと思います。
ルンバ(iRobot)
元祖掃除ロボットメーカーのiRobot社。大人気のルンバはシェアNo.1。
ココロボ(シャープ)
シャープが開発した純国産のお掃除ロボット。プラズマクラスター搭載
スマーボ(東芝)
日本発の東芝製お掃除ロボット、その名はスマーボ。
コーボルト(フォアベルク)
ドイツの掃除機メーカー、フォアベルクのコーボルトが日本上陸。
ロボットクリーナー(ツカモトエイム)
ニトリや日本直販で売られている掃除ロボット。キティちゃんモデルも。
ラクリート(CCP)
CCPのラクリート(LAQULITO)シリーズは省エネ設計の自動掃除ロボット。
クレモン(モニュエル)
「トレたま」でも紹介されたお掃除ロボット「クレモン」シリーズ。
ホームボット(LG電子)
韓国の電機メーカー、LG電子がついに掃除ロボットを開発。
マミロボット(マミロボット)
韓国のマミロボット社は、カラーバリエーション豊富な6色展開。
ロボクリーナー(ANABAS)
ユニーク商品を手がけるANABAS社の除菌もできるロボクリーナー。
E-CLEAN(ASUS)
PCメーカーとして知られるASUSの子会社が作るロボット掃除機。
その他メーカー
スリーアップ のモッピー(MOPPY)など、さまざまなメーカーの掃除ロボット