人気のお掃除ロボットルンバが3年ぶりとなる新製品をリリースしました。
全モデルとなるルンバ700シリーズからのメジャーアップデートとなった「ルンバ800シリーズ」は、すべての機能が大幅にパワーアップしています。
また、店頭販売においては日本が世界初登場の先行販売を実現しており、発売開始前から非常に話題となっている製品です。
ラインナップは、
「ルンバ880」と「ルンバ870」の2機種です。
両者の比較については後述します。
3年ぶりに新しくなり、吸引力が5倍になったルンバ。
ネットでの話題性も非常に高いことから、当面の間は売り切れ必須になると思います。
販売価格はiRobot公式サイト(定価販売)で、
となっています。
日本では2014年3月1日より発売開始となります。
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最も気になるのは、800シリーズの2機種はどこがどう違うのか?ということです。
結論から言うと、さほど大きな違いはありません。
■ルンバ880(上位機種)
複数の部屋を順番に掃除させることができる「ライトハウス機能」を搭載。
ライトハウス機能に使うための、「お部屋ナビ」が2つ付属するが、「バーチャルウォール」は付属しない。(お部屋ナビはバーチャルウォールとしても利用可能)
交換用エッジクリーニングブラシが付属する。
カラーがブラックである。
販売価格が76,000円(税抜き)
■ルンバ870(下位機種)
ライトハウス機能は搭載されていないため、「お部屋ナビ」の代わりに「バーチャルウォール」が2つ付属する。
カラーがグレーである。
販売価格が66,477円(税抜き)
(上記機種との差額9,523円)
両者の違いは、「ライトハウス機能」と「交換用エッジクリーニングブラシの付属」のみです。
差額が9,523円というのが微妙なのですが、複数の部屋を順番に掃除させる機能が必要なら880を、必要ないなら870を選択するのが良いと思います。
ライトハウス機能の有無で機種の差別化を図っているのは、前モデルと同じですね。
前機種となるルンバ700シリーズとの比較です。
3年ぶりというだけあって、かなり機能は強化されている印象です。
なんといっても特筆すべきは「清掃能力の大幅向上」です。
以前からルンバの清掃能力は高いと言われていましたが、吸引力が5倍、清掃能力50%UPというのは魅力的ですよね。
ちなみに、前機種の最上位モデルとなるルンバ780の定価は79,800円だったので、実質的な定価は下がっていることになります。高級家電だったお掃除ロボットも、ほんの少しお安くなってきたということでしょうか。
ここでは、新機能を中心にルンバ800シリーズの特徴をまとめます。
ルンバ800シリーズの目玉となるのが、大幅な清掃能力の向上です。
5倍の吸引力、清掃力の50%UPを実現したのは、iRobot社が10年の歳月をかけて開発した「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」です。
従来のルンバと違い、底面のブラシが刷新されているのがエアロフォースシステムの特徴で、清掃能力の向上だけでなく、お手入れも簡単になっています。
エアロフォースシステムの2つのブラシは、髪の毛が絡まりにくいように設計されており、また簡単に取り外しができるので、日々のメンテナンスが大変楽になりました。
掃除機の手入れって結構面倒ですが、このような作りになっていれば、簡単にお手入れができますよね。
お掃除ロボットルンバには、決定的なデメリットがあります。
それはバッテリーの寿命が来たら定期的に交換しなければならないことです。
つまり、バッテリー交換はルンバのランニングコストになるわけですが、これまではバッテリー寿命が1年半程度と言われていました。
しかし、ルンバ800シリーズではバッテリー寿命が3年に大きく向上しており、3年に1回電池を交換すればOKという、大変嬉しい設計になっています。
個人的には、バッテリー寿命の大幅向上だけでも、コストパフォーマンスはかなり高くなっていると思います。
家電量販店などでルンバを見たことがある人は、「充電スペース」も見たことがありますか?
実は、ルンバの充電スペースは犬小屋のように地面に設置するのですが、これが意外と大きく、場所を取ってしまいます。
しかし、ルンバ800シリーズでは充電器とACアダプターを一体化したことで、充電スペースを大幅に最小化することに成功しています。
ライトハウス機能の付いていないルンバ870などは、狭い一人暮らし用の部屋でも役立つと思います。そういったあまり広くない家庭でも、充電スペースが場所を取らないなら、ルンバを飼い慣らすことができますよね。
ちなみに、前機種から採用されている「ライトハウス機能」とは、あらかじめ指定した部屋を順番に掃除してくれるiRobot社ならではの機能です。(特許出願中)
お部屋A → B → C
といった具合に、付属の「お部屋ナビ」を設置することで、ルンバに掃除する部屋の順番を指定することができます。
ルンバ800シリーズでは、スケジュール機能を標準搭載しています。
毎日、毎週、何時に掃除を開始するのかを指定できます。
例えば、平日の日中に仕事に出かけている時間帯にタイマーをセットしておきます。
すると、あなたが外出している時にルンバが部屋の掃除をし、掃除が終了すると自動的に充電スペースに戻って充電モードに入ります。
あなたは一切操作をすることなく、部屋だけが自動的にキレイになるという魔法のような体験を、スケジュール機能は生み出してくれるのです。
ルンバが多くの人に支持される理由は、高さを越えられる点です。
一般的なお掃除ロボットは、1cm程度の段差しか越えることができず、それ以上の段差があると、方向転換するか停止してしまいます。
しかし、ルンバの場合は2cmの段差を越えることができます。
ほんの少しの差のようですが、実はこれ、お掃除ロボットを選ぶ上で結構重要なポイントです。
多くの家庭には、じゅうたんや散乱している電源コードがあると思います。
こういったちょっとした段差を安定して越えることができるのが、ルンバの隠れた実力でもあるのです。
もう一つ、ルンバの目玉といえば「人工知能 アイアダプト」の存在です。
ルンバが、ロボット掃除機業界をリードし続けるのは、この人工知能が圧倒的に優れているからだと言っても、決して言い過ぎではありません。
アイアダプトは、1秒間に60回以上センサーが働き、その都度お部屋の状況を判断します。
そして、その状況に応じて常に最適な行動を取ることができる機能です。
一言で言うと「思ったことを瞬時に行動に移せる人工知能」です。
具体例を上げてみます。
■階段から落ちない
お掃除ロボットがそのまま階段から落ちたら故障してしまいます。
しかし、ルンバは階段の手間で段差を感知し、落下せずにUターンします。
■40種類の清掃方法を選択
ルンバには合計で40種類の清掃方法がプログラムされています。
それらを、アイアダプトの力によってその時最もベストな清掃方法を選べるわけです。
例えば、テーブルのイスの脚をくるっと回って掃除したり、部屋の壁にそってスゥーッとはうように掃除したり、、、
また、壁や家具などの障害物もしっかりと把握しているので、障害物に当たる前にはスピードを落とし、そっとタッチして部屋の隅っこも掃除することが可能です。
■絡まり防止機能
お掃除ロボットの弱点の一つに、電源コードに絡まって停止してしまうことがあります。
部屋には電源のケーブルがたくさんあると思いますが、これをロボットがそのまま吸い込んでしまうと、コードが絡まって停止してしまいます。
しかし、アイアダプトを搭載しているルンバには「絡まり防止機能」というものがあり、コードやケーブルに絡まりそうになると、瞬時にブラシを逆回転させ、絡まりを防ぎます。
製品名 | iRobot ルンバ880・870 |
参考価格(税抜き) | 880(76,000円) 870(66,477円) |
カラー | ブラック ・ グレー |
本体サイズ | 幅353mm x 高さ92mm |
重量 | 約3.8kg (バッテリー含む) |
集じん方式 | ダストビン式 (紙パックはいりません) |
清掃時間 | 最大60分~75分 |
稼働面積 | 最大25畳 (CLEAN(通常清掃)モード使用時) |
バッテリー持続時間 | 最大90分~120分 |
充電時間 | 約3時間 |
消費電力 | 1時間1円! |
付属品 | ルンバ本体 バッテリー(内蔵) ホームベース お部屋ナビ(バーチャルウォール機能付き)×2 交換用ダストカットフィルター×2 交換用エッジクリーニングブラシ×2 リモナビ(リモコン) 電源コード (ルンバ870はお部屋ナビの変わりにバーチャルウォールが付属し、交換用クリーニングブラシは付属しません) |
ルンバ880
ルンバ870
ルンバ880
2014年3月発売
現在Amazonでは並行輸入品のみ取り扱いがあります(高いです・・・)
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ルンバ870
2014年3月発売
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ルンバ(iRobot)
元祖掃除ロボットメーカーのiRobot社。大人気のルンバはシェアNo.1。
ココロボ(シャープ)
シャープが開発した純国産のお掃除ロボット。プラズマクラスター搭載
スマーボ(東芝)
日本発の東芝製お掃除ロボット、その名はスマーボ。
コーボルト(フォアベルク)
ドイツの掃除機メーカー、フォアベルクのコーボルトが日本上陸。
ロボットクリーナー(ツカモトエイム)
ニトリや日本直販で売られている掃除ロボット。キティちゃんモデルも。
ラクリート(CCP)
CCPのラクリート(LAQULITO)シリーズは省エネ設計の自動掃除ロボット。
クレモン(モニュエル)
「トレたま」でも紹介されたお掃除ロボット「クレモン」シリーズ。
ホームボット(LG電子)
韓国の電機メーカー、LG電子がついに掃除ロボットを開発。
マミロボット(マミロボット)
韓国のマミロボット社は、カラーバリエーション豊富な6色展開。
ロボクリーナー(ANABAS)
ユニーク商品を手がけるANABAS社の除菌もできるロボクリーナー。
E-CLEAN(ASUS)
PCメーカーとして知られるASUSの子会社が作るロボット掃除機。
その他メーカー
スリーアップ のモッピー(MOPPY)など、さまざまなメーカーの掃除ロボット